子育てで「一人になりたい」と思ったら? すぐにできる3つのことと一人時間の作り方 - NEIGHBORFIT | 運動で心と身体を整える

子育てで「一人になりたい」と思ったら? すぐにできる3つのことと一人時間の作り方

知育・発育

育児中に「一人になりたい」と思ったら? すぐにできる3つのことと一人時間の作り方

赤ちゃんの誕生で幸せな日々が始まる、ということは間違いないのですが、育児は24時間365日続くものであるうえに自分の都合では動けなくなるため、大きな疲労が蓄積します。

「5分でいいから一人になりたい」
「たまには家族から離れて過ごしたい」
「子どもが可愛く思えなくなってきた」

このように感じることがあれば、それは心のSOSサインです。親の心身が健康でないと子どもにとってもよくありませんので取り急ぎ、親の心身のケアが必要です。

この記事では育児中に一人になりたいという気持ちが生まれる理由、そう思った場合にできること、そして一人時間の作り方などについて紹介します。

親子ともに幸せな育児期間を過ごすため、できることは何かを考えていきましょう。

 

育児中の「一人になりたい」は心身疲労のサイン!

育児中の「一人になりたい」は心身疲労のサイン!

育児中に親が一人になりたいと願うのは、いたって自然なことです。出産までは必ずあった「一人の時間」はゼロになるうえ、小さな命を守るために睡眠不足が積み重なることによって、心身ともに余裕がなくなるからですね。

育児中に一人になりたいと願うこと、それはわがままではなく心身の疲労のサイン。心と体がSOSを出していると考え、適切に対処できるように周囲にも声をかけるようにしてください。

疲れが出たら休みたいと思うのは当たり前です。決して自分を責めることはしないようにしましょう。

 

育児中に一人になりたい気持ちが生まれる理由

育児中に一人になりたい気持ちが生まれる理由

前述したように、一人になりたいと思う理由は次の2つが考えられます。

  • 積み重なった寝不足
  • 乳幼児期にはプライベートな時間がない

理由①:積み重なった寝不足

お母さんのお腹の中にいた胎児は、つながったへその緒から絶えず栄養を摂取していました。そのため外の世界に出てしばらくは、朝・昼・晩といった概念がありません。

通常、授乳期は2〜3時間置きの授乳が必要です。もちろん個体差があるため、子によっては3〜4時間寝てくれる子もいますが、反対に1時間ごとにミルクを欲しがる子もいます。この場合は栄養摂取というより、母親にくっついて心臓音を聞くことによって安心感を得ている場合もあるでしょう。しかし、親としては大変ですよね。

母乳育児をしている場合、母親は基本的に寝不足状態が半年ほど続きます。数時間でいいからまとめて眠りたいと切望するお母さんが増えますが、赤ちゃんが寝ている間は家事もしなければならず、隙間時間に眠るということも難しい状態です。

特に実家や義実家が遠く、夫が忙しいなど授乳(ミルク)を代わってもらえない母親は、出産後1年程度はほとんど眠れません。

 

理由②:乳幼児期にはプライベートな時間がない

乳児期の睡眠不足を何とか抜け出すと、今度は乳幼児期の「24時間一緒期」がスタートします。

ハイハイができるようになった子どもは不安から親をおいかけるため、この時期の母親はトイレにも一人ではいけないケースが多いもの。料理や洗濯、掃除といった家事はだっこやおんぶで対応することになり、一人になる時間がゼロになります。

日中は常に子と一緒におり、夜は寝かしつけ時に疲労から寝落ちしてしまうため、なかなか気持ちが落ち着きません。

 

育児中に一人になりたいと思ったらできる3つのこと

育児中に一人になりたいと思ったらできる3つのこと

育児中に一人になりたいと思いだしたら、深刻な疲労のサインだと捉えましょう。そのまま我慢していると心が病み、健全な子育てや日常生活がおくれなくなります。

そうなる前にできることは次の3つです。

  • とにかく5~10分ほど子どもから離れる
  • パートナーに相談する
  • 周囲の大人へSOSを出す

 

とにかく5~10分ほど子どもから離れる

一人になりたいと強く感じたときは、5分から10分で構わないので、とにかく子どもから離れましょう。そのために必要なことは「我が子の安全を確保する」ことです。

一人で動き回れない赤ちゃんであれば、ベビーサークルに入れて誤嚥がないようにおもちゃなどを片づけます。ハイハイ期の赤ちゃんも、同じく危険なものがないベビーサークルに入れて、誤嚥できないおもちゃをそばに置きましょう。

子の安全を確保したうえで、10分だけでも寝室など別の部屋に閉じこもってみてください。子どもから目を離すのは子がお昼寝をしているときなどがベストではありますが、自分が限界だと感じたときはできるだけ早くその場から離れることが大切です。

参考:EPARK「育児ストレスで限界…爆発寸前!今すぐできる9つの解消法

 

パートナーに相談する

自分の気持ちをパートナーに相談しましょう。泣くばかりで会話ができない赤ちゃんと長時間一緒にいると、意思が通じる大人と会話するだけでも心が落ち着くことがあります。

たとえ家族であっても、言葉にして言わなければ伝わらないことは多いもの。自分の現在の状態を説明し、協力を仰いでくださいね。

 

周囲の大人へSOSを出す

ママ友や実家、義実家、友達、兄弟姉妹など、周囲の大人にSOSを出すことも大切です。半日でも子どもから離れたい、連続で眠りたいなど具体的な希望を声に出して伝えると、両家の親や兄弟姉妹が協力してくれることもあるでしょう。

また、同じような立場のママ友がいる場合、協力し、交代で子どもの面倒を見ることでそれぞれが数時間の休みを取れることもあります。困難な状況にあることを声に出し、周囲に状況を知らせてくださいね。

 

ワンオペ育児中の一人時間の作り方

ワンオペ育児中の一人時間の作り方

もしも周囲に頼れる人がいない場合は、育児の先輩たちのアイデアを借りてみましょう。

  • 夜は子どもを早く寝かせる
  • ベビーシッターをお願いする
  • 一時預かりを利用する
  • 月に2日は育児開放日を設定する

 

夜は子どもを早く寝かせる

乳児のときは難しいのですが、少し成長して夜泣きが少なくなったころからは夜に寝かしつける時間を決め、それを必ず守るようにします。

小学校入学までは8時には就寝、小学校卒業までは遅くても9時半までには寝かせるようにすると、その後の時間は自分が好きに使えます。

子どもによって夜型の子もいますが、子の心身が健やかに成長するためには睡眠時間の確保は絶対に必要です。習慣づけることで寝つきやすくなるため、就寝時間を決めたら守らせるようにしてください。

 

ベビーシッターをお願いする

ベビーシッターを利用して、半日や1日預かってもらうという方法もあります。

預け先を選ぶ際には、利用料金だけでなく評判やサービス内容なども考慮して選ぶようにしましょう。都道府県や市区町村にはベビーシッターをお得に利用できるように、クーポンや補助金、助成金制度などがあります。そのような制度を積極的に利用し、できるだけご自身の心身を休めるようにしてくださいね。

 

一時預かりを利用する

一時預かりを利用する方法です。基本的には先に日を決めて予約しなければなりませんが、サービスによっては当日預かりがOKなところもあります。

美容院など数時間の確保が必要になる際に利用する方が多いでしょう。

 

育児中の疲労を癒す一人時間を確保しよう!

育児は24時間365日で、常に子どもと一緒にいます。特に乳幼児期は子どものお世話のために、文字通り、自分の時間をすべて差し出しているといっても過言ではありません。疲労がたまるのは当然のことです。

この記事で紹介したように、周囲の協力や自治体の制度を利用して、一人の時間を上手に確保してみましょう。周囲の大人に助けを求めることはもちろん、自分でも「子どもから離れることの罪悪感」を払拭することが大切です。短時間、一人の時間を持つことを、自分で責めないようにしましょう。


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