いろいろと努力しているつもりなのに、なぜか痩せない…。そんな悩みを持っている方は、「痩せやすい体」と「痩せにくい体」が存在することをご存じでしょうか?ダイエットが成功しないのは、自ら痩せにくい体になっているからかもしれません。
ここでは痩せない人の特徴を紹介します。痩せない人が抱える問題や痩せない人がしていることリスト、そしてどうすれば改善できるのかについて説明しますので、一緒にひとつひとつを確認していきましょう。
目次
痩せない人の特徴4つ! 原因は自分の私生活にあった!?
最初に、痩せない人の代表的な4つの特徴を紹介します。
- 食べ過ぎ
- 運動不足
- 生活習慣が乱れている
- ストレスが多い
体に脂肪がついてしまう理由は細かく見ればいろいろとありますが、最終的には「食べ過ぎ」で「運動不足」だからです。暴飲暴食や休日は外へ出ないなど、ずるずると悪習慣を繰り返した結果、現在の体ができていると考えてください。ただし、中にはストレスが原因で痩せることが難しくなっている方もいます。
ここで痩せない人の特徴を理解し、自分にとって最大の原因は何であるかを確認しましょう。
食べ過ぎ
現代人の多くの方は摂取カロリーが消費カロリーを上回っています。
ネットスーパーや動画配信サービスといった便利なシステムによって目的のために外出する必要がなくなったり、洗濯機やお掃除ロボットなどの家電製品が普及したことで、家事にかける身体活動量は大幅に減っています。一方、欧米化した食卓ではファストフードなどカロリー過多の食べ物が多く、1日3食に間食をとるなど食事回数やその内容量も増加。そのため現代の日本人は、自覚なしに食べ過ぎている人がたくさんいます。
食事ごとにお腹いっぱい食べてしまっている方は、まずはそれぞれの食事で腹八分目までに抑えることを意識しましょう。
運動不足
食事によって摂取カロリーが多くなっていても、それを運動で消費できれば問題ありません。しかし普段から外出は車や電車を使い、会社ではエレベーターを使い、休日は家の中で寝て過ごしているといったような方は、食事で摂取したカロリーを消費することは困難です。
運動不足では体に蓄積された脂肪が解消されないうえ、基礎代謝が下がって悪循環になるのです。基礎代謝は寝ていても体が消費しているエネルギーを指しますが、これが低下すると体の中に溜まった脂肪の燃焼効率が悪くなります。
また、運動不足によって筋力も落ちるため、体が重く感じ、動くことがより億劫に。血流も滞るため、肩こりなどの不快な症状や、病気の原因になるなどその影響力は甚大です。
基礎代謝については以下の記事で詳しく解説しています。
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生活習慣が乱れている
睡眠不足や食生活の偏りなど、生活習慣の乱れも体に大きな影響を与えます。
寝不足は食欲をコントロールするホルモンのバランスを乱すため、食欲が増加。また、基礎代謝は睡眠を取ることによっても高まるため、睡眠が足りないと基礎代謝も低下し心身も修復されず、内臓の働きも落ちてしまいます。
そして、食事を抜いたり偏った食事内容だったりすることも、太りやすくなる原因です。体内の脂肪を代謝するのは肝臓ですが、朝食を抜くことによって体内時計が狂い、内臓が正しく活動しにくくなります。
ストレスが多い
ストレス社会と言われる現代では、ストレス過多で暴飲暴食をしたり休みの日は寝てばかりだったりする方がたくさんいらっしゃいます。
美味しいから食事を取るのではなく、食べなければイライラするから食事を取るのであれば危険信号です。同じく、疲れ切ってしまって休みの日はぐったりと寝てばかりというのも問題ですね。
まずはストレスを上手に発散することが大切です。自分が好きだったことを思い出し、趣味を再開してみましょう。
歌を歌ったり、散歩をしたりといったことも効果的です。また、あまりにストレスが多い環境であるなら、そこから逃れることも考えてみてください。
痩せない人がしていること10のリスト
痩せない人がしがちな行動を紹介します。以下のリストでいくつ当てはまるか、確認してみましょう。
- □間食が多い
- □朝ごはんを抜く
- □お菓子やジュースの摂取が多い
- □筋トレをせずに有酸素運動だけをする
- □お風呂に浸からない
- □睡眠不足
- □外食が好き
- □あまり歩かない
- □寝る直前まで何かを食べる
項目に当てはまるものが多い場合は、自ら「太る循環」に入っていることを自覚しましょう。これらの行動をひとつひとつなくすことで、体は確実に変わってきます。
痩せやすい体にするためにできること【運動編】
では、痩せやすい体にするためにできることを具体的に紹介します。まずは運動編です。できることから取り入れてみましょう。
- 毎日歩く
- 湯舟に浸かる
- 朝晩にストレッチをする
- 軽い筋トレから取り入れる
毎日歩く
歩行は誰もができる全身運動です。起きてから30分ほど散歩をする、通学・通勤時に駅までは歩くようにするなど、積極的に取り入れましょう。
歩くことで酸素をしっかり体に取り込めて頭がクリアになるうえ、筋肉の大きな下半身を刺激するので血流促進効果があります。
湯舟に浸かる
毎日のお風呂では、シャワーで終わらさず湯舟に浸かりましょう。全身を温めて発汗することが大切です。しっかり温まることで、血流改善や睡眠の質向上につながりますよ。
朝晩にストレッチをする
定期的に全身を伸ばすことで、体内に酸素が行き届き疲れも癒せるうえ、睡眠の質が上がるため基礎代謝の向上も期待できます。
軽い筋トレから取り入れる
1日10回のスクワットやプランクから取り入れ、それを継続しましょう。隙間時間にささっとできることを、苦痛に感じない程度に行ってください。
継続が困難なほどのメニューや量の運動をいきなり始めないことが大切です。
痩せやすい体にするためにできること【食事編】
続いて食事編です。以下の4つを取り入れてみましょう。
- 摂取カロリーを意識する
- タンパク質を摂る
- 朝昼はしっかり食べて夜は少なめに食べる
- 食事は野菜から食べる
摂取カロリーを意識する
食事を取らないことは、痩せるどころかデメリットの方が多いもの。そのため食事を抜いたり極端に量を減らしたりするのではなく、自分が口にするもののカロリーを意識するようにしましょう。
菓子パンやお菓子を食べたくなったら、まずは袋に記載されているカロリーを確認してください。恐らく、カロリーの多さに驚く方も多いはず。それだけで過剰摂取が控えられる可能性が増えます。
タンパク質を摂る
タンパク質は人の体の20%を構成する大切なものです。筋肉を増やせば基礎代謝が向上し、日常生活のパフォーマンスも向上します。肉や魚、卵などのタンパク質を積極的に摂るようにしましょう。
朝昼はしっかり食べて夜は少なめに食べる
就寝中に心身の補修を行うため、朝は栄養・エネルギー共に不足状態です。そのため、朝ごはんは抜かずに何かを口にするようにしましょう。どうしても食べられないという方は、エネルギーゼリーやプロテインなどがおすすめです。
また、昼は仕事や勉強、部活などで活動量が多いため、何を食べても問題ありません。大好物をたくさん食べても大丈夫な昼食で、ストレス発散を行いましょう。
ただし、夜は胃腸に血液が集まると心身の修復が妨げられて睡眠の質が下がるため、量は控えめにしてください。肉や魚をしっかり食べ、お米やパンは食べないか、食べても少量にしておくことがおすすめです。
食事は野菜から食べる
野菜から食べると血糖値の急激な上昇を防ぎます。また、食物繊維が豊富な野菜は、自然とよく噛む食材です。噛むことで満福中枢を刺激して食べる量を抑える効果があるため、ベジタブルファーストを実践してみてください。
痩せない人はまず現状の自覚を! できることからトライしよう
今の体はこれまでの自分が作っている、そのように自覚をすることから始めましょう。そのうえで、睡眠不足を解消するなど生活習慣の乱れを整え、少しずつでよいので運動を取り入れて継続してみてください。
楽な方へ流れると、多くの場合、後で苦労することになります。今日からの行動で痩せやすい体を手に入れて、軽やかかつ健康的に過ごしていきましょう。
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