子供は朝・昼・夕のいつ運動すると効果的? おすすめの時間帯とその理由を紹介 - NEIGHBORFIT | 運動で心と身体を整える

子供は朝・昼・夕のいつ運動すると効果的? おすすめの時間帯とその理由を紹介

知育・発育

子供は十分に体を動かすことが大切である、多くの親はそう考えるため、スポーツや運動系の習い事はいつの時代にも人気ですよね。しかし、子供に運動させるならいつの時間帯が効果的かを気にしたことはありますか?

実は、体を動かす時間帯によって、運動効果にプラスして受け取れるメリットが異なります。

習い事であれば時間は決められていますが、家庭で自由に運動するとき、どうせなら効果的な時間に体を動かしたいですよね。そこでこの記事では、子供が運動する時間帯でおすすめはいつか、その理由と共に紹介します。

 

子供の運動はいつが効果的? 時間帯による効果の差はある?

結論から言うと、運動そのものの効率はいつ行っても変わりません。どのタイミングで運動しても、同じ負荷、同じやり方であれば得られるものも同じです。ただし、運動する時間によって得られるプラスの効果は以下のように異なります。

朝の運動:1日を通して集中力が高まるうえに、1日中活動的に過ごせる
昼の運動:睡眠の質が上がる
夜の運動:1日に受けたストレスを発散できるうえに、柔軟性を高めやすい

では、それぞれを詳しくみていきましょう。

 

朝の運動で得られるプラスの効果

朝に運動をすると得られるプラスの効果は、「1日を通して集中力が高まる」ことと「1日を通して活動的に過ごせる」ことです。

運動をすると「BDNF(脳由来神経栄養因子)」と「コルチゾール」の分泌が増えるのですが、その2つの分泌が最も増えるのが朝とされています。

BDNFは簡単に言うと神経の栄養のようなもので、記憶や学習を司る脳の部位で活性化させてくれる分布告生タンパク質です。BDNFはさらに、骨格筋機能制御と運動能力にも重要な役割があるため、朝に運動をすることで心身がきちんと目覚めるうえに、学習能力の向上が期待できます。人が生き生きと過ごすために欠かせないものと言っても過言ではありません。

また、コルチゾールは「ストレスホルモン」と呼ばれることもあるホルモンで、分泌されることによって人が「ストレス状態」になります。そのため、ストレスに対応しようと体内のエネルギーレベルが上がり、活力が向上します。

このコルチゾールの分泌量は体内時計と連動しており、朝が最も高く夜が低くなります。つまり、一日を活動的に過ごしたい場合には、朝に運動することが効果的なのです。

参考:第79回日本循環器学会学術集会「脳由来神経栄養因子(BDNF)は骨格筋機能制御および運動能力に重要な役割を果たしている」

参考:心の健康ナビ「ストレスホルモンの”コルチゾール”の働きを簡単にまとめてみた」

 

昼の運動で得られるプラスの効果

昼間に運動することで得られるプラスの効果は「睡眠の質が上がる」ことです。

昼の運動でも朝と同じくBDNFが分泌されるため、運動することでその後に勉強や仕事などがしやすくなります。また、体を昼間にしっかり動かすとエネルギーを多く使うことになり、夜にはその肉体的疲労からスムーズに入眠できます。

深い眠りに入りやすくなり、睡眠の質の向上につながるのです。

 

夜の運動で得られるプラスの効果

夜に運動することで得られるプラスの効果は「1日に受けたストレスを発散できる」こと、そして「1日の活動によって全身が動きやすく効率的に運動できる」ことです。

夜も、朝昼と同じく運動によってBDNFが分泌されます。そのうえに、1日で受けたストレスを体を動かすことで発散できるため、心身の健康に効果的です。

さらに夜には、日中の活動によって体が動かしやすい状態にあります。起きたばかりの朝に比べて筋肉や関節が動かしやすいため効率的に運動ができ、柔軟性をさらに高められます。

 

子供が運動する時間帯でおすすめなのは朝と昼!

運動する時間帯から得られるプラスの効果を考えると、子供が運動するのにおすすめな時間帯は「朝」と「昼」です。

朝も昼も太陽を浴びながら体をしっかり動かすことで、BDNFやコルチゾールだけでなく「幸福ホルモン」とも呼ばれるセロトニンも分泌されるため、心身が健全に働くうえに、夜もぐっすりと眠れるようになるでしょう。

特に小学生以上の子供は、学校の勉強にスムーズに集中できるかどうかは大切なこと。集中力や学習意欲の向上は、本人にとっても大きなメリットであるはずです。朝に軽い有酸素運動を行い、学校の授業に集中できるように準備しましょう。

 

夜の運動は無理に行う必要はない

文部科学省の発表によると、子供が健康に成長するためには「1日に60分以上、毎日楽しく体を動かすこと」が望ましいとされています。

ただし、これには朝から夕方にかけての通学や幼稚園・保育園での遊びなどが含まれるため、普通にすごしていたら、多くの場合は夕方までに60分以上は体を動かしていることになるでしょう。つまり、一般的な社会生活を送っている子供の運動量は夕方までで十分であると言えるため、敢えて夜にまた運動を取り入れる必要はありません。

また、大人でも子供でも睡眠は非常に大切ですが、特に成長途中の子供の睡眠時間は体の発達に大きな影響があります。脳から成長ホルモンが分泌される時間帯が夜の10時から朝の2時までとされているため、子供はなるべく夜の10時までに就寝させるようにしましょう。

夜に優先すべきは十分な睡眠です。夜は運動をせずに栄養たっぷりのご飯を食べ、お風呂で体を温めて、心身をしっかり休めることを大事にしてください。

参考:文部科学省「幼児期運動指針」

 

子供が朝から運動するなら何が良い? おすすめ3つ

朝は大人も忙しい時間を過ごしますが、子供とのコミュニケーションを育むチャンスでもありますよね。そこで、朝食を食べたあとに部屋の中で親子そろって運動をしてみてはいかがでしょうか。

ここで3つ、部屋の中で行える軽い有酸素運動を紹介します。

  • トランポリンで跳ねる
  • バランスボールで遊ぶ
  • 縄跳びをする

 

トランポリンで跳ねる

室内トランポリンを持っていれば、飛び跳ねることでバランス感覚を養えます。

ジャンプによって簡単に全身の筋肉を刺激できるうえ、血流も促進でき、心肺機能の強化も期待できます。室内で大人も子供も使えるトランポリンがさまざまなところから販売されていますので、チェックしてみてくださいね。

 

バランスボールで遊ぶ

子供の自由な発想でバランスボールを使って遊ばせてみましょう。ボールの上に座ったり立ってバランスを取ったり跳ねたりすることで自然に体幹が鍛えられ、姿勢もよくなる効果が期待できます。

 

縄跳びをする

縄跳びも優秀な有酸素運動のひとつです。ただしマンションなどの共同住宅では下の階に迷惑がかからないように、部屋の中で行うときにはマットを敷くなど音についての対策を行う必要があります。部屋が狭いとか物が多いとかであれば「エア縄跳び」もおすすめです。

縄跳びは学校の授業でも習うため、ただ飛ぶことに飽きてきたら技を練習してみてはいかがでしょうか。難しい技ができるようになると、子どもの自尊心も上がって一石二鳥です。

 

子供に運動させるなら朝がおすすめ! 脳と体を刺激して快適な1日を過ごそう

どの時間帯に運動しても、基本的な運動による効果は同じです。しかし行う時間帯によって得られるプラスの効果が異なるため、せっかく運動するのであれば、時間帯も気にしてみましょう。

通園や通学がある子供さんでしたら、物事に集中でき、記憶力向上なども見込める「朝の運動」がおすすめです。朝は軽い有酸素運動で済ませて日中にしっかり体を動かし、夜の睡眠の質もアップさせてしまいましょう。

ぜひ親子で運動に取り組み、楽しくコミュニケーションを取ってくださいね。

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