- 顔ヨガと表情筋について
- 顔ヨガの効果と方法について
- 顔ヨガの効果をアップさせる方法
年齢を重ねると、誰にでも顔のシワやたるみ、ほうれい線などが出てきます。
老けて見えるから何とかしたいと、鏡を見る度にため息をついている方も多いでしょう。
もちろん化粧品でもある程度はカバーできますが、根本的な解決ではありません。そこで高い人気を誇るのが顔ヨガです。
顔ヨガは、顔面を作る小さな筋肉を鍛えるエクササイズで、さまざまな表情を作ることで表情筋を刺激します。
この記事では、表情筋を鍛える顔ヨガの代表的な効果についてみていきましょう。
また、顔ヨガをすると逆効果になると言われる理由や、顔ヨガの効果をよりアップできるコツなどについても解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
顔ヨガとは? 普段使わない表情筋を動かそう
顔ヨガは、さまざまな表情を作ることで顔の筋肉に働きかけていくヨガのことです。
筋肉が鍛えられることで表情が豊かになるうえに、顔の血流が向上するため新陳代謝が促進され、肌の調子が整ったり顔色が良くなったりする効果が期待できます。
人の表情を作る「表情筋」は約60の小さな筋肉で構成されているのですが、欧米に比べて表情に乏しいと言われるアジア人は、通常の生活ではその30%程度しか使っていないと言われています。
使わないとどんどん衰えていくのは、体中のどの筋肉でも同じことです。
表情筋は喜怒哀楽を表情で示すために使いますが、それだけでなく、目や口、鼻の開閉、飲む・食べる・吹く・喋るなどの動きにも関連しています。
そのため、見た目を若返らせるだけでなく、顔面にある機能をスムーズに使うために、普段から意識して鍛えることがおすすめです。
顔ヨガをすると逆効果と言われる理由
インターネットの検索では、顔ヨガは逆効果であると書かれていることもありますよね。
その理由は多くの場合、顔ヨガによって発生した変化が原因と考えられます。
顔ヨガをすることでむくみが取れると、顔がすっきりした分、余った皮膚がたるんでしまったように感じる方がいます。
ふっくらしていたフェイスラインが鍛えられたことによってシャープになると、ハリがなくなったと感じる方もいるでしょう。
また、間違ったやり方で顔ヨガをすると、ただ顔をくちゃくちゃにしてしまっただけになり、シワが増えることもあるのです。
そのため、顔ヨガをする際には姿勢を正して鏡を前にし、独学ではなく美容記事などを参考にし、正しいやり方で行うようにしましょう。
顔ヨガの代表的な効果
顔ヨガの代表的な効果、以下の4つをみていきましょう。
- たるみやほうれい線改善
- むくみ改善
- 肌のハリや弾力の向上
- 目の下のたるみやクマの改善
たるみやほうれい線改善
顔ヨガで意識的に表情筋を動かすことで、たるみやほうれい線の改善が期待できます。
頬の皮膚が垂れるとほうれい線が深く濃く見えてしまうため、たるみを解消することでほうれい線も薄くできるのです。
加齢によって皮膚を支えている筋肉が衰えると、顔のあちこちにたるみが発生します。
特に無表情でいることが多ければ多いほど表情筋を使わないため、衰えるスピードが早くなり、ほうれい線も早く出現します。
むくみ改善
顔のむくみは、水分不足、反対に水分の取りすぎ、塩分の過剰摂取、アルコール、そして運動不足などさまざまです。
顔がむくむと顔が大きく膨らんで見えるうえに、フェイスラインがぼやけて見え、目もはっきりしません。
顔ヨガで表情筋を動かすことで、顔の血行を促進しましょう。水分が老廃物などと一緒に流れやすくなるため、むくみ改善できます。
肌のハリや弾力の向上
顔ヨガは、普段は意識して動かさない筋肉を含め、顔全体の筋肉を刺激できます。
血液やリンパの流れが促進され、栄養素や酸素もしっかり行き届くことで、肌のハリや弾力の向上が期待できます。
目の下のたるみやクマの改善
目の周辺の筋肉が凝り固まったり刺激が足りずに衰えたりすると、目の下のクマやたるみにつながります。
クマはまだ化粧で消せますが、たるみは見た目の印象が「老け」につながりやすいものです。
顔ヨガでは目の周辺の筋肉も動かせるため、血液やリンパの流れを改善できます。
疲れによる目元の痙攣にも効果的ですよ。
顔ヨガの効果をよりアップさせる4つのコツ
顔ヨガをするに当たってより効果的になるように、以下4つのコツを紹介します。
- 筋肉の動きを意識する
- 鏡を見て取り組む
- 呼吸を止めないようにする
- 最初に自分の顔写真をカメラで撮っておく
筋肉の動きを意識する
顔ヨガをしている最中は、今どこの筋肉がどうなっているのかを意識しながら行いましょう。筋肉は伸びていますか? 縮んでいますか?
筋肉の動きを感じながら顔ヨガを続けることで、あまり時間を置かずに自分でも動き方のコツがわかってきます。そうすると、顔全体を偏りなく動かせるようになりますよ。
鏡を見て取り組む
顔ヨガは間違った動きをすると、シワが増えたり左右非対称になるなど逆効果になってしまいます。鏡を見て、動きを正確に行うことがとても重要です。
動画やインターネットの情報を見ながら顔ヨガをする際にも、鏡を用意して表情や筋肉を確認しながら取り組んでください。
呼吸を止めないようにする
ヨガと同じように、顔ヨガも呼吸が大切です。
鼻から息をゆっくりと吸い、鼻から吐き出します。集中するあまり息を止めてしまわないよう、注意して取り組みましょう。
最初に自分の顔写真をカメラで撮っておく
顔ヨガを始める前に、スマートフォンやカメラなどで自分の顔を撮っておくことがおすすめです。
そうすると顔ヨガの変化を実感でき、モチベーションが維持しやすくなります。
まずは1週間取り組んでみましょう。
顔ヨガに取り組む際の注意点
顔ヨガに取り組むときには、左右対称に行うこと、そして顔ヨガの前後は肌をしっかり保湿することが大切です。
きれいになるために始めたのに逆効果にならないよう、この2つを覚えておいてください。
左右対称に行う
左右同じ時間をかけて顔ヨガを行いましょう。
「左側のシワが深いから、左側だけをやろう」は禁止です。現在左右で偏りがある場合は、噛み合わせや頬杖などの癖によって左右で筋肉のつき方が異なります。
しかし、衰えている方だけをトレーニングしても、左右差が広がってしまうこともあります。
左右どちらも丁寧に、同じだけの時間をかけて行ってください。
顔ヨガの前後は保湿する
顔ヨガでは筋肉と一緒に皮膚も動きます。
このとき、皮膚が乾燥していると動きが負担になり、シワの原因になってしまったり、痛みが発生したりします。
顔ヨガの前には化粧水や保湿クリームなどでしっかり保湿しましょう。なお、日焼けで炎症を起こしているときは、皮膚に過剰な負担をかけてしまいます。落ち着くまで顔ヨガはお休みしてください。
顔ヨガは正しく行うことが大切! 表情筋を鍛えよう
顔ヨガにはさまざまな種類がありますが、いずれも表情筋を意識的に動かすことで筋肉を刺激し、肌に弾力やハリを与え、シワやたるみなどを軽減する方法です。
何よりも重要なのは、正しく行うこと。鏡を用意し、左右対称で丁寧に動かしていきましょう。ただし、やりすぎると逆効果になることも考えられます。
適切な回数に注意して、まずは1週間試してみてください。
顔ヨガで明るい肌、生き生きとした表情を手に入れ、好印象につなげましょう。
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