顔痩せは難しい? 意識的に取り組みたいエクササイズと日常習慣を紹介 - NEIGHBORFIT | 運動で心と身体を整える

顔痩せは難しい? 意識的に取り組みたいエクササイズと日常習慣を紹介

フィットネス

顔痩せが難しいと言われる理由は元々顔の脂肪は落ちにくい種類のうえ、加齢にともなって筋力が低下し脂肪燃焼の効率が下がってしまうから。そのため、きゅっと引き締まってスッキリした顔を手に入れるには、意識的に顔痩せのためのエクササイズを取り組む姿勢が大切です。

ここでは顔痩せのためにできることを紹介します。顔につく脂肪の種類や効果的な顔エクササイズ、普段から意識することを解説しますので、今日から積極的に取り組んでみてください。

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顔につくのは皮下脂肪! 必要なのは食事管理と運動

わたし達の体につく脂肪には3つの種類があります。

①肝臓脂肪肝臓に溜まった脂肪。肝臓の細胞の30%に脂肪がたまると脂肪肝となり、糖尿病などの原因になる。

②内臓脂肪腸間膜に溜まった脂肪。女性より男性に多く、腸の周りにつく脂肪のため痩せ型の人でも内臓脂肪が多い場合がある。生活習慣病の原因になる。

③皮下脂肪体の表面につく脂肪で男性より女性に多い。つまめるお肉は皮下脂肪。食べ過ぎや運動不足でつきやすく、内臓脂肪に比べて落としにくい。

この内、顔につく脂肪は皮下脂肪です。3つの脂肪の中では落としにくいタイプで、生活習慣が原因で体中に蓄積します。

皮下脂肪の原因は摂取カロリーが消費カロリーを上回ること。そのため、顔痩せしたい場合は、ダイエットと同じように食事内容に気を付け、運動することで改善できます。

顔の脂肪だけを落とすことは難しい

体脂肪は肝臓から遠い順から減っていくと言われるため、食事管理や運動により、まずは手足首、腕、ふくらはぎ、肩といった順番で脂肪が減っていきます。残念ながら顔は体の中でも肝臓に近い場所にあるため、痩せ始めるのは後の方です。つまり、顔はもともと痩せにくい場所なのです。

そのため、「全身はとりあえず現状維持でいいから顔だけをダイエットしたい」ということは、実際には困難なのです。マッサージなどで小顔効果を出すことはできますが、脂肪を落として物理的に小顔になりたいということであれば、全身丸ごと痩せる必要があります。

実際に、肥満度を示すBMIが高いほど顔の脂肪量が多いという研究結果が発表されました。つまり、BMI値を減らすための全身ダイエットが顔の脂肪落ちにつながるのです。

参考:花王株式会社生物化学研究所「女性の顔面部皮下脂肪の分布解析

 

むくみやコリを取り筋肉を刺激! 顔をスッキリさせる2つのエクササイズ

前述の通り、顔についた脂肪を落とすには全身のダイエットが必要ですが、顔にある不要な水分を取りコリを改善すること、緩んだ筋肉を刺激して引き締めることは今すぐにできます。

全身の不要な脂肪を落とすダイエットは続けながら、それとは別に、顔をすっきりさせるためのエクササイズに取り組んでいきましょう。

 

エクササイズ①:口角上げで衰えた表情筋を刺激

顔には表情筋と呼ばれる筋肉があります。この筋肉は無表情でいたり年を重ねることによってどんどん衰え、ほほのたるみやマリオネットラインと呼ばれる口下の線を作り出します。お箸を加えてにっこりと笑い、口角を上げるエクササイズで表情筋を刺激し、引き締めつつ持ち上げていきましょう。

【口角上げエクササイズのやり方】

  1. 割り箸を一組用意し、割り箸の真ん中辺りを前歯で噛む。
  2. にっこりと笑うように、口角を上げる。
  3. そのまま5秒キープし、力を抜く。
  4. 朝と晩に3回ずつ行う。

 

口角が割り箸よりも上にくるようにきゅっと上げましょう。表情筋が衰えている人は3秒程度で痛くなってくるはずです。

口角上げで衰えた表情筋を刺激

 

エクササイズ②:首トレでリンパを刺激してむくみ解消

胸鎖乳突筋は、首から鎖骨にかけて伸びている筋肉のこと。顔を横へねじると首に浮き出てくる筋肉です。

この胸鎖乳突筋の周囲にはリンパ節が多数あるため、ここをしっかり伸ばすことで滞ったリンパの流れをよくし、むくみの解消を狙いましょう。

【首揉み伸ばしエクササイズのやり方】

  1. 背中を伸ばし、顔を右に傾ける。
  2. 左側に浮き出てきた胸鎖乳突筋を右手で5回ほど揉み解す。
  3. そのまま右手で胸鎖乳突筋を上から下へ撫でる
  4. 左右交代し、同じように行う。

 

夜、お風呂上りにおすすめなマッサージです。

首トレでリンパを刺激してむくみ解消

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顔痩せのために普段からできること

顔痩せのために普段からできること

では、顔痩せのために普段からできること、気を付けておきたいことをみていきましょう。

  • 塩分を控える
  • 左右均等によく噛んで食べる
  • 姿勢を改善する
  • 外では歩いて家ではスクワットをする

塩分を控える

塩分過多は全身のむくみを招きます。その理由は、体内の塩分濃度を下げるために余分な水分を蓄える作用が働くからです。顔についても同じことで、お酒を飲みすぎたり塩辛いものを食べすぎたりした翌日には、顔はむくんでパンパンになっていることが珍しくありません。

ちなみに日本人の食事摂取基準においては、男性7.5g、女性6.5g未満が推奨されています。

参考:日本食事摂取基準(2020年版)「ミネラル」

食事の際には薄味を意識し、塩分の過剰摂取を防ぎましょう。醤油や味噌には塩分が多く含まれているため、調理時には使用量に気を付けてください。

左右均等によく噛んで食べる

意識的にしっかり咀嚼することで、顔の筋肉が鍛えられます。とくに口元が鍛えられるため、フェイスラインを整えるのに効果的。1口につき30回噛むなど、自分で目標を決めて実践してみましょう。なお、左右のどちらかに偏って噛むと輪郭が変化してしまうため、左右均等に噛むことが大切です。

よく噛むことで満福中枢を刺激できるため、少量でもお腹がいっぱいに感じ、過食も防げます。

姿勢を改善する

姿勢と小顔は関係ないように思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、姿勢のよさは人が正しく筋肉や内臓を使うために必要なことで、顔も含めた全身に影響します。

なで肩や猫背は首周辺の筋肉がこるうえに顔に脂肪がつきやすくなるため、姿勢を正すことが大切。普段から姿勢に注意して過ごし、猫背になっているな、壁にもたれて立っているな、などと気づいたときは、すぐにまっすぐに立つようにしましょう。

外では歩いて家ではスクワットをする

運動して消費カロリーを増やすことで、体内の脂肪を燃焼させていきましょう。

いきなり厳しい運動に取り組むと挫折する可能性が高いので、まずは簡単にできることからスタートすることが大切です。

たとえば、外ではできるだけ歩くようにし、家では1日30回を目安にスクワットを行いましょう。スクワットは一気にする必要はなく、トータルで30回になればよしとし、隙間時間に行ってください。

脂肪燃焼にはウォーキングやマラソンなどの有酸素運動が効果的ですが、筋肉が不足している状態で有酸素運動ばかりを行うと、少ない筋肉がさらに分解されてエネルギーとして使われてしまいます。

そのため、いわゆる筋トレも同時にすることがおすすめです。

有酸素運動のウォーキングをし、無酸素運動のスクワットで下半身の大きな筋肉を刺激して、脂肪を燃焼しつつ筋肉量を増やしましょう。

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顔痩せには意識的に取り組むことが大切!

顔についた脂肪をどうにかしたい! 顔をすっきり痩せたい! そう思うなら、食事コントロールと運動が必要です。

とは言え、むくみを解消して表情筋を刺激することで、すぐに顔をすっきりとさせることもできます。まずは試してみてください。

食事や運動も、一生懸命に取り組むと疲れて挫折してしまう可能性もあるでしょう。塩分は控えめにする、お腹いっぱいになるまでは食べず、腹八分目までにする、消費カロリーを気にする、外ではできるだけ歩くなど、簡単にできることから取り組んでくださいね。


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