ヨガをするとき、大切なのは呼吸とポーズですが、ヨガ中に高い集中力を維持することも重要です。
そのため、髪の毛が邪魔になってしまうとどうしても集中が途切れてしまいますよね。
ポーズを取るうちにボサボサになってしまった頭でヨガをしたくないと、悩んでいる方もいるでしょう。では、どのようなヘアスタイルであれば、邪魔にならず、しかもオシャレでいられるでしょうか?
この記事ではヨガをするときのヘアスタイルについて解説します。
ヨガ時にヘアスタイルで気を付けたいことや、ジャンル別・髪の長さ別におすすめのヘアスタイルを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ヨガのときのヘアスタイルは? 基本は邪魔にならないようにまとめる!
ヨガは全身を伸ばしたりねじったりしながら、深い呼吸と共に自分自身に向き合うエクササイズです。
横に寝る、そのまま顔を左右に動かす、立った状態で頭を下に下げるなどさまざまな動きがあるため、ヨガ中は基本的に髪の毛はくくってまとめておきましょう。
雑誌やSNSなどには、美しいロングヘアを自然に垂らしたままでヨガをしている人もいますが、それはあくまでも宣伝用です。
実際にはロングヘアのままでヨガをする人は、極めて少数であると知っておいてくださいね。
汗をかくヨガのレッスンでは、髪の毛が首筋やデコルテ、顔にひっつくだけで強い不快感を覚える方も多いはずです。
肌にくっついた髪が気になって集中が途切れてしまったり、髪の毛を払うために不要な力が入ってバランスを崩したりする可能性もあるため、できるだけ髪はまとめるようにしましょう。
ヨガ中のヘアスタイルで気を付けたい3つのこと
ヨガをしているとき、ヘアスタイルで気を付けたいことは次の3つがあります。
- 仰向けに寝たときに邪魔にならないようにする
- ヘアアレンジするならしっかりめに作る
- ピンや整髪剤などは使わない
仰向けに寝たときに邪魔にならないようにする
ヨガでは仰向けに寝転ぶポーズがたくさんあります。そのため、寝転んだときに頭が床に真っ直ぐにつかないヘアスタイルでは、集中が途切れて呼吸が乱れるもとになります。
たとえば、後頭部の真ん中でくくるポニーテールなどではゴムの部分が床に当たり、真っ直ぐに寝転んでリラックスはできませんよね。
また、寝転んだ状態で頭を左右に動かすポーズもあるため、その点も考慮してヘアスタイルを決めるのがよいでしょう。
ヘアアレンジするならしっかりめに作る
太陽礼拝に代表されるような、呼吸とシークエンスを重視するようなヨガは案外動きが激しいため、ポーズをとっている最中にヘアスタイルが乱れやすくなります。
鏡で自分の姿をみることはなくとも、人から見てみっともない髪型になっていないかと気になって仕方ない方もいるでしょう。
そのためヘアアレンジをするのであれば、かっちりと作り込むようにしましょう。
編み込みや三つ編みをしている方は、緩やかに結っていてはすぐに崩れてしまいます。きつめに編み込みをし、崩れないように結ぶことがおすすめです。
ピンや整髪剤などは使わない
ピンなどのヘアアクセサリーは、ポーズ中に落ちたり飛んで行ったりすることが考えられます。
ヨガは基本的に裸足で取り組むため、ピンやアクセサリーが床に落ちていると危険です。自分や他の人への安全のためにも、ピンなどは使用しないようにしましょう。
また、整髪剤は汗と一緒に流れると顔も背中もベタベタになり、不衛生なのでおすすめしません。
ヨガのジャンル別でおすすめしたいヘアスタイル
ヨガと言ってもさまざまなジャンルがありますよね。
そこで、大別すると3つになる以下のジャンルに合わせた、おすすめのヘアスタイルを紹介しましょう。
- リラックス系
- パワー系
- ホットヨガ
リラックス系
ゆっくりとポーズを取り、激しく動くことのないリラックス系ヨガでは、手軽にサッとまとめられるようにクリップなどを用意するのがおすすめです。
寝ポーズではクリップを外せば自然のままで寝転べますし、座位では両手でサッと髪をまとめてクリップで挟めば顔に髪がかかりません。
もしくは、首の後ろでひとつにくくるなど、時間をかけずにパパっとまとめられるアイテムを持っておきましょう。
リラックス系ヨガは動きが少ないため、ヨガマットの横付近にクリップを置いておくと便利ですよ。
パワー系
運動量の多いパワー系ヨガでは、動きが大きく激しいうえに汗もよくかきます。
そのため、ある程度の長さがあるなら編み込みや三つ編みなどをきつめにするのがおすすめです。
しっかり編み込めば汗で髪が体にくっつくこともありませんし、顔周りの髪から編み込めばサイドもすっきりしますよ。
長めのボブヘアなどあまり長さがないという場合は、首の後ろでひとつにくくってから小さくお団子を作ると邪魔になりません。
ホットヨガ
とにかく汗をかくホットヨガでは、髪の毛のまとめは必須です。レッスン中に垂れた髪の毛が体につくと気持ち悪く、レッスンに集中できなくなる恐れがあります。
流派や講師にもよりますが、ホットヨガでは比較的寝転ぶポーズが少ないため、後頭部でまとめるヘアスタイルでも大丈夫です。
ロングヘアの方は高めの位置で髪の毛をすべていれてポニーテールにし、お団子にしてまとめるのがおすすめ。
途中でほつれたり乱れた髪が数本落ちてくる場合に備え、ヘアバンドも併用すると良いでしょう。きっちり前髪やサイドの髪を抑えられるため、ヨガ中に顔に落ちてこないようにできます。
ヨガをする際の長さ別おすすめのヘアスタイル
人によって髪の毛の長さもさまざまなので、ここでは長さ別のおすすめヘアスタイルをみていきましょう。
ショートカットを除き、次の3つの長さで解説します。
- ボブ
- ミディアムロング
- ロング
ボブ
ボブは先ほども述べましたが、後ろでくくれる長さがあれば、ひとつにくくってしまうのがおすすめです。
前髪やサイドはヘアバンドで押さえれば、顔にかかることもないうえに、くくっていたゴムが取れてしまった場合でも髪の毛をある程度は押さえておけます。
ミディアムロング
肩に触れる程度の長さがあるミディアムロングの方は、三つ編みや編み込みをサイドの毛から入れ込んで作ることがおすすめです。
または、髪の毛を左右で分け、それぞれの耳の後ろでくくったうえでお団子にまとめるのも、邪魔にならず見た目も可愛くできます。
ロング
髪の毛を後ろでくくり、一度三つ編みにしたものを首の後ろでお団子にすると崩れにくく邪魔にもなりません。
また、左右で2つにわけ、サイドから髪の毛をきつく編み込んで肩に垂らすのもおすすめです。顔には毛がつきにくく、一見凝った髪型にも見えます。
万能に使えるヘアバンドも、上手に利用してくださいね。タオル地で作られているヘアバンドなら額から垂れてくる汗も吸収できるため、よりポーズや呼吸に集中できますよ。
ヨガ中のヘアスタイルは重要! ポーズに集中できる髪型にしよう
ヨガをしているときに、髪の毛が邪魔になって集中が途切れてしまったという経験をもっている女性はたくさんいるようです。
しかしマンツーマンレッスンでもない限り、基本的には数人と一緒にレッスンを受けることから、やはり見た目にはある程度こだわりたいという方も多いでしょう。
ヨガ中にはできるだけ髪の毛はまとめておくことが、集中を途切れさせないためにも、そして衛生面からもおすすめです。
ただ後頭部でくくるだけではポーズの邪魔になったり崩れやすくなったりすることもあるため、耳や首の後ろできっちりとまとめ、ヘアバンドなどのアイテムも使いましょう。
ヘアピンやアクセサリーは、ケガの防止のためにも使わないようにします。
すっきりと髪をまとめ、思う存分汗をかいてリラックスしてくださいね。
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