くびれがある女性は体に柔らかいカーブを持っており、繊細で上品な印象と共に健康的な美しさを感じますよね。
古代に作られた彫刻でも女性像はくびれが強調されていますし、中世ヨーロッパではくびれを作るために貴族の女性はコルセットを巻いていました。しかし『元からくびれがある人もいるし、ない人もいるのでは？』『くびれができない人はどうすればいいの？』と考える方もいるでしょう。
参考サイト：コルセットの歴史。女性の身体の解放とフェティシズム。【FASHION ENCYCLOPEDIA Vol.３】
結論から言うと、くびれは誰でも作れます。
ここではくびれを持つ女性が健康であると言える理由やくびれを持つ女性の特徴、具体的にすべきことなどを紹介しますので、参考にしてください。
目次
くびれは健康的な証！ くびれを持つ女性の特徴と理由とは
くびれがあるかないかは、肋骨と骨盤の間隔（距離）があるかないかの違いが大きな原因です。
肋骨と骨盤で広がった場所の間、おへそより上の部分には内臓を守る骨がないので、くびれができるのですね。つまり、長身の方はくびれができやすいし、身長が低い方はくびれができにくい体であると言えるかもしれません。
ただし、身長の問題を除けば肋骨と骨盤の間隔があくには条件があり、それは「健康じゃないと手に入らない」ことばかり。そのため、くびれがあるということは健康でもあると言えるのです。
くびれがある女性の特徴と理由
では、くびれがある女性の特徴をみていきましょう。
- 姿勢がよい
- 運動習慣がある
- 食生活に気を付けている
姿勢がよい
せっかく肋骨と骨盤までの間隔があいていても、そこに脂肪がついていたり柔らかい筋肉がのっていたりすればくびれはできません。
そのため、普段から正しい姿勢で過ごすことが大切です。よい姿勢を取ろうとすると必ずお腹には力が入るため、姿勢を整えることはお腹の筋肉を刺激することでもあります。
実際に、猫背になると肋骨の位置が下がり、骨盤との間隔が狭くなります。くびれができにくくなるため、普段からお腹には意識的に力を入れ、よい姿勢でいることを心がけましょう。
運動習慣がある
きれいなくびれを持つ女性は、日常的に運動を取り入れている方が多いもの。筋肉を鍛えて脂肪の蓄積を防ぐことは、くびれを作るうえで大切です。
スタイルを維持するには運動習慣は必要不可欠！まずは仕事の休憩時間にウエストをひねるストレッチをする、よく歩くようにするなど、簡単なものから取り入れてみてくださいね。
食生活に気を付けている
栄養に偏りがあると余分な脂肪をため込む原因になります。カロリーコントロールを実施して栄養バランスや食事の時間に気を配る方は、美しいくびれを持ちやすいでしょう。
女性らしいくびれを作ろう！おすすめのトレーニング方法を紹介
一度ため込んでしまった脂肪は、燃焼させて減らすしかありません。また筋肉を刺激することで引き締まった美しいくびれが完成しますが、そのために必要なおすすめのトレーニング方法を紹介します。
お腹周辺の筋肉とインナーマッスルを鍛えることで「天然のコルセット」を作り、不要な脂肪をなくしてしまいましょう。
鍛えたいのは以下の3つの筋肉部位です。
- 腹斜筋
- 腹横筋
- 広背筋
腹斜筋のトレーニング：ロシアンツイスト
ロシアンツイストは、腹直筋（お腹の前面にある筋肉）と腹斜筋（お腹の横にある筋肉）を鍛えるトレーニングメニューです。お腹のたるみを解消し、くびれを作るのに効果的です。
【ロシアンツイストのやり方】
- 床に座り、両足は膝を45度くらいに曲げる。
- 腹筋に力をいれ、両足を浮かせて上半身は少し後傾する。
- 両手のひらは胸の前で組む。
- そのままで、両手を左右の床に向かって倒しながら上半身も一緒にひねる。
- 左右合わせて30回を1セットとし、3セット行う。
上半身をしっかりひねることでくびれを作り、足を浮かせることで下腹を刺激します。顔は手と同じく左右に動かしても構いませんが、酔ってしまうという方は正面を向いていてもOKです。呼吸を止めないようにしましょう。
腹横筋のトレーニング：ニートゥチェスト
腹横筋はお腹の深い場所にあるインナーマッスルのひとつ。ここを鍛えることでぽっこりお腹を解消して引き締められます。
【ニートゥチェストのやり方】
- 床に体育座りをし、両手をお尻から拳4つ分程度後ろに置く。
- 上半身を少し後ろへ傾け、お腹に力を入れて息を吐きながら両膝をあげて胸に近づける。
- 息を吸いながら両足を床すれすれまで伸ばす。
- 再度息を吐きながら両膝を胸まで近づける。
- 10回を1セットとし、3セット繰り返す。
素早くではなくゆっくりと動きましょう。もしも腰に痛みを感じたら、すぐにやめてくださいね。
広背筋のトレーニング：スーパーマン
スーパーマンとはバックエクステンションと呼ばれる筋トレメニューのひとつ。うつ伏せになった状態で背筋を鍛えます。
背中は正しい姿勢を保つための重要な筋肉。しっかりと鍛え、美しい背中とくびれを手に入れましょう。
【スーパーマンのやり方】
- マットなどを敷いた床にうつ伏せになり、両手両足を真直ぐに伸ばして少し間隔を開ける。
- お腹を支点にし、上半身と下半身を同時に持ち上げる。
- そのまま5秒キープする。
- 両手両足が床につくぎりぎりまで下ろす。
- 再度繰り返す。
- 10回を1セットとして3セット繰り返す。
中から強の負荷がかかるメニューのため、最初は10回をしっかりできることを目標にしましょう。息は止めずに動きます。
※お腹周辺の脂肪をとるにはこちらの記事をどうぞ
「皮下脂肪」の記事を挿入
くびれを作る呼吸法“ドローイング”とは
腹筋まわりのインナーマッスルを鍛える呼吸法があることをご存じでしょうか？
ドローイングはいわゆる「腹式呼吸」のことです。呼吸をしながらお腹をへこませることで、お腹のコルセット（腹横筋）を鍛えます。
道具なしですぐにできるうえ、やり方はとても簡単なので、この機会に覚えてみてください。
【ドローイングのやり方】
- マットなどを敷いた床の上に仰向けに寝て、両ひざを立てる。
- お腹に両手をあてる。
- ゆっくり息を吸い込んでお腹を膨らませ、限界までお腹が膨らんだらゆっくりと息を吐きお腹をへこませていく。
- 限界までお腹をへこませて息を吐ききったら、そのまま20秒キープする。
- 朝と晩に3回ずつ行う。
立ったままでも同じようにできますが、最初は寝転んでやってみてください。お腹に手をおくと、膨らんだりへこんだりするのがよくわかりますよ。
注意点は、呼吸するときに背中が浮かないようにすること。背中を床に押し付けるようなイメージで息を吐いていきましょう。胸を動かさず、お腹だけを使って呼吸するようにします。
くびれは作れる！ 健康で美しい魅力的な女性になろう！
美しいくびれを持つ女性は、男女どちらからも注目のもとになること間違いなし！ それは、女性らしいカーヴィーな形と健康的な美しさを合わせもつからです。
長身の方などもともとくびれやすい人はいますが、くびれは行動さえすれば誰にでも作れるもの。筋トレをして筋肉を引き締め、脂肪を燃焼させ、姿勢をよくして魅力的なくびれを作っていきましょう。
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