通常のヨガの効果が及びにくい箇所は「顔」です。
そのため、顔に対象を絞った顔ヨガというエクササイズが発案され、近年で人気が高まっています。
顔ヨガをすることで表情筋の衰えた箇所をピンポイントで刺激し、たるみやシワを改善していきましょう。
この記事では顔ヨガで得られる効果や特にたるみに効果的な顔ヨガポーズ4つ、そしてより効果がでやすくなるポイントなどを解説します。
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目次
顔のたるみ改善には顔ヨガ! 表情筋を鍛えることによる嬉しい効果
顔ヨガをすることによってどのような効果があるのか、やはりそこが一番気になるところでしょう。何事も継続するにはモチベーションを保つ必要がありますが、効果を知ることがその近道です。
顔ヨガには以下のような効果が期待できます。
- 顔のたるみ解消
- ほうれい線の解消
- むくみの解消
- 若々しい笑顔
顔のたるみ解消
表情筋の衰えで皮膚や脂肪を支えきれなくなったり、血流が滞って皮膚に栄養が届けられなくなったことによって、たるみやシワが発生します。
顔ヨガは表情筋をしっかり動かし動きをスムーズにするため、垂れていた皮膚を引き上げると期待できます。
ほうれい線の解消
表情筋には約30以上もの筋肉がありますが、顔ヨガは細かい筋肉をピンポイントで鍛えられるエクササイズです。
刺激された筋肉は皮膚や脂肪を引き締めるようになり、シワやほうれい線を解消できます。
むくみの解消
使われずに衰えてしまった筋肉は、余分な水分や老廃物も溜め込みやすくなります。
不要な水分が排出されずに溜まることによって、発生するのはむくみですね。顔がパンパンだと感じるときは、むくみがある状態です。
顔ヨガで顔の筋肉が引き締まることによって、顔全体のシルエットがシャープになり、さらに血流が良くなることで老廃物の排出を促すため、むくみも解消されます。
若々しい笑顔
人の印象は出会って顔を見た3秒で決まると言われています。
対面する人に好印象を与える笑顔を作るには、目元や口元、頬の動きがとても重要です。そして、これらのパーツは顔ヨガによって刺激できます。
すっきりと大きく開いた目元は明るさを印象付けますし、口周りを鍛えれば口角が自然に上がるため、にこやかな印象になるでしょう。
顔ヨガの基本は「筋肉をゆるめて」「筋肉に力を入れる」の繰り返し
力をいれる箇所が顔か全身かの違いだけで、顔ヨガは全身を使ったヨガと同じ理屈で行います。
表情筋に力を入れたりゆるめたりを繰り返すことで衰えたり固まったりしてた筋肉をほぐし、スムーズに動くようにするのです。
最初は手のひらや指を使って筋肉を動かしますが、何度も動かしている間に筋肉は記憶します。最終的には、指のサポートなしでも動かせるようになるのが目標です。
顔のたるみに効果的な顔ヨガ4選
ほうれい線改善やシワ改善などさまざまなメリットがある顔ヨガですが、ここではとくに皮膚のたるみに効果的なやり方を紹介します。ぜひ鏡の前でやってみてくださいね。
- V字上げ
- 舌出し
- 目元V字上げ
- ムンクの顔
V字上げ
V字上げはフェイスラインをくっきりとさせる顔ヨガです。歳を重ねるにしたがって垂れてくる頬や目じりをしっかり持ち上げましょう。
【V字上げのやり方】
- 顎の力を抜き、口まわりの筋肉をほぐすように指でくるくると撫でる。
- 頬と口角を上げ、笑顔を作った状態でストップし、顎先から耳の辺りまでを両手で後頭部に向かって引っ張るように筋肉を持ち上げ、5秒キープする。
- 手を離してもその顔のままでキープできるように力を入れる。
- 1日3回程度行う。
呼吸も忘れずに行ってください。
舌出し
舌を出しながら顔を上へ向けるだけの簡単な顔ヨガです。顎や喉の周辺にある筋肉を刺激し、たるんで二十顎になったところを解消しましょう。
【舌出しのやり方】
- 首を後ろに倒して真上を向き、視線を天井に向ける。
- そのままで3秒ほどキープして、喉を伸ばす。
- 口をぽかーんと開ける。
- 舌を付け根から伸ばすように、天井へ向けて真っ直ぐに上に出す。
- 舌の先が三角になるまで思いっきり伸ばす。
- そのまま10秒キープする。
- 一度口を閉じて正面に顔を戻し、さらに3回繰り返す。
姿勢を正してから行います。首を後ろへ傾けることがつらい方は、首元から鎖骨あたりを両手で抑えるようにしましょう。
目元V字上げ
目の下にたるみがあり、目元に細かいシワができやすいという方は、目にあまり力を入れていない傾向があります。できているシワは伸ばすように筋肉を使うと、改善されていきますよ。
【目元V字上げのやり方】
- 両手の人差し指と中指でVサインを作り、それで目尻を囲むようにする。
- 人差し指を上、中指が下へ向けて目元の筋肉を引っ張り、目尻のキワまで大きく開けるようにする。
- そのまま笑顔を作り、にっこり笑って5秒キープする。
- 一度手を離して笑顔を解き、再度同じように行う。
- 5回繰り返す。
目に力を入れて大きく開けるように、意識しながら行いましょう。
ムンクの顔
有名な絵画「ムンクの叫び」のような顔をすることによって、目の下にあるたるみを解消できる顔ヨガです。
顔全体の筋肉を縦に伸ばすリフトアップで、目の下の血流やリンパが刺激され、流れが促されますよ。
【ムンクの顔のやり方】
- 口を縦に開いて「お」の形にする。
- 目線は上にし、ほうれい線周りに力を入れて顔を伸ばす。
- そのまま10秒キープする。
- 一度元に戻し、5回繰り返す。
顔にあまり力を入れすぎてしまうと10秒間キープがきつくなります。続かないほどの力は入れず、じっくり伸ばすことをイメージして行ってください。
顔ヨガをさらに効果的にするポイント
顔ヨガをするに当たって、さらに効果的にするには以下の3つを意識するようにしましょう。
- 毎日2~3回取り組む
- 鼻呼吸を意識する
- 顔ヨガ時は姿勢を正す
毎日2~3回取り組む
定期的に顔ヨガをすることで、筋肉が「その状態」を覚えやすくなります。特におすすめなのは朝と夜で、これは寝ている間に筋肉が固まってしまいやすい朝に表情筋とほぐすことと、リラックスタイムの夜に表情筋を動かすことで動きがスムーズになりやすいためです。
朝起きたときに顔がむくんでいたら、顔ヨガの出番ですよ。
鼻呼吸を意識する
顔ヨガをする際にはつい呼吸を止めてしまう方が多いのですが、しっかり呼吸を続けないと酸素が筋肉に行き届かず、効果が減少してしまう可能性があります。基本は鼻呼吸を行い、呼吸を止めないようにすることが大切です。
顔ヨガ時は姿勢を正す
顔ヨガにはリンパや血液の流れを促進する効果があるため、姿勢を正して取り組むようにしましょう。良い姿勢のままで顔ヨガに取り組むと体全体の巡りも良くなり、効果が高まります。
特に猫背は禁止です。お腹に力を入れて肩の力をぬき、リラックスして行ってください。
顔ヨガでたるみにさよなら! 自然な若々しさを取り戻そう
誰でも顔の筋肉は時間の経過、年齢を重ねることによって衰えていきます。そのため、現在の状況を維持しながら少しでも若々しい表情を保つためには、日ごろから表情筋を意識して動かすことが大切です。
顔ヨガに取り組んで、むくみやたるみ、シワの改善を目指しましょう。
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