子どもの偏食が起こる5つの原因とは? 偏食の改善と対応方法を解説 - NEIGHBORFIT | 運動で心と身体を整える

子どもの偏食が起こる5つの原因とは? 偏食の改善と対応方法を解説

知育・発育

子どもの栄養バランスを気にかけ、好き嫌いをなくそうと一生懸命に努力される親御さんは多いですよね。

幼児期から目立ちだす子どもの偏食は、親にとって頭が痛いもの。しかし、無理強いしたところでお互いにメリットはありません。

この記事では、子どもの偏食についてみていきます。

そもそもなぜ子どもには偏食があるのか、少しでも親子のストレスをなくすためにはどのような対応があるのか。食事時間が苦痛にならないよう、できることを解説しますので、参考にしてください。

 

子どもの偏食は成長過程のひとつ

子どもの偏食は、成長過程のひとつです。

決して親の愛情不足や子どものわがままなどではありませんし、しつけをすればどうにかなるという問題でもありません。

子どもが食べ物を拒否する背景には、子どもの噛み合わせがうまくいっていないケースや、食器をうまく使えないことで疲れて食欲をなくすといった場合もあります。

そのため食べない我が子に対し、親が言い聞かせたり怒鳴ったり、食べ物を与えないようにしたり、泣きながら責めたりしても、お互いにストレスや悲しみが重なるだけです。

子どもの頃は嫌いで食べられなかったけれど、大人になったら食べられるようになったという食品は、多くの人がもっていることでしょう。

一方で、大人になっても嫌いなままという食品だってあるはずです。味覚を持つ以上、それは自然なことなのです。

親は、栄養バランスを気にしすぎることをやめましょう。頑張りすぎる自分を休ませ、子ども自身が持つ「健康であろうとする力」を信じるようにしてください。

それでもどうしても心配だという場合は一人で頑張らず、栄養士や小児科医などのプロに相談することをおすすめします。

 

子どもが偏食になる5つの原因と対処法

子どもが偏食になる原因として代表的なものと、その対処法を説明します。

  • 食べにくい食材
  • 味覚が敏感
  • 新しいものへの警戒心
  • 発達過程
  • 発達障がい

 

食べにくい食材

小さな子どもは口内の筋肉も未発達であるため、かたいものやぱさぱさしたもの、繊維が多いものなどを嫌がる傾向にあります。

中でも野菜類や海藻類の食べにくさが、偏食に繋がることが多いでしょう。

食べにくい食材はとろみをつけたり細かく刻んで汁物に入れたりすることで、飲み込みやすくできます。

 

味覚が敏感

子どもは舌の表面にある味を感じる「味蕾(みらい)」が、大人よりも鋭く敏感です。

味覚が敏感であるがゆえに、苦味や酸味、えぐ味などは大人よりも強く感じてしまいます。

苦味や酸味などを子どもが避けるのは、危険物の摂取を避ける生命維持のための原始的な反射であり、むしろ自然なことです。子どもは「この食物は体に良い」などといった知識はなく本能で食べているため、苦味などは体にとって有害だと脳が認識してしまいます。

このような原始的な反射に対しては、何を食べているのかに意識を向けるよう促してみましょう。

目の前にあるものがどんな食材で、口にするとどんな味がするのかを大人が話しながら、一緒に食べてみるといった行為をすることで、徐々に反射は薄れていきます。

大人が美味しそうに食べる姿を見せることも大切ですよ。

 

新しいものへの警戒心

特に幼児期には、食べ慣れていないものへの警戒心から偏食になることがあります。何かわからないものは口に入れないようにしていたら、見た目や色を覚えて嫌がるようになってしまったというパターンもあるでしょう。

新しいものへの警戒を感じる場合は、見慣れている食事のような外見や可愛い外見に変更してみるのもひとつの方法です。たとえばニンジンをお花の形に切ってみたり、糸こんにゃくを丸めてお団子のようにしたり、いろいろ試してみてください。

食べられたという経験を積むことで、子どもは自然に食材を拒否しなくなっていきます。

 

発達過程

自我がでてきたり自己主張が強くなってくる時期には、子どもの偏食が目立つようになります。特に偏食が多くなるのは、2〜3歳の「イヤイヤ期」と呼ばれる時期です。

この時期に無理やり食べさせようとすると、食事自体が嫌になることがあります。食べさせようとする親もまた、精神的疲労が強くなることでしょう。

子どもへ無理強いはせず、苦手な食品は避けて、「食べ終わる」ことに注力するのがおすすめです。

 

発達障がい

発達障がいがある場合は、子ども本人が強いこだわりを持つことが多く、特定のにおいや味、食感をひどく嫌がったりします。また、口腔機能に問題があり、うまくたべられなかったりということもあるでしょう。

自分なりのルールにのっとれば食べられるようになることもあるため、子どもが何をどの順番で行うかをよく観察してみましょう。

ただし、感覚過敏の場合は、嫌がるものを無理に食べさせるとストレスがかかり、日常生活に異変がでる可能性があります。不安な場合は、小児科や保健センターなどで相談してみてください。

 

子どもの偏食への対応方法

親も子も、できるだけストレスを溜めずに食事を楽しめるように、以下のように対応してみましょう。

  • 1日ずつではなく1週間のトータルで見る
  • ひと口だけといって何度も食べさせようとしない
  • どのタイミングで食べるのかを観察する
  • どれだけ食べるかではなくどれだけ楽しい食卓かにこだわる

 

1日ずつではなく1週間のトータルで見る

前述したように、イヤイヤ期など偏食が強くでる時期があります。1日で必要な栄養を摂らせねばと必死になるのではなく、1週間でいろいろなものを食べさせられるのであれば、成長には問題ないと考えるようにしましょう。

ある時期を越えればいきなり食べられるようになることも多いため、母子手帳に載っている成長曲線のカーブが急降下していなければ問題ありません。

 

ひと口だけといって何度も食べさせようとしない

食育として、ひと口だけ食べてみようか、という促しは大切です。しかし約束通りにひと口食べられたら、それで終了させるようにしてください。

食べられたから「もうひと口」と親が言い出すと、子どもは「食べて」という圧力を感じ、胃が収縮してしまうこともあります。ひと口と言ったならひと口を守る、子どもが食べられたらしっかり褒める、を食事ごとに繰り返すことが大切です。

 

どのタイミングで食べるのかを観察する

朝が強い子や弱い子、夜が強い子や弱い子がいるため、時間によっては食欲がなく食べられないことがあります。特に小食の子は、一度の食事で多くを食べられないため、無理なく栄養を摂らせるためには間食を増やすことが大切です。

晩御飯にしっかり食べなさい、ではなく、細々でも食べられているならOKとしましょう。どのタイミングで子どもがお腹を空かせるのかを観察し、それに合わせられるとベストですが、大人の都合でそれができない場合は、間食を用意すると栄養不足になりません。

 

どれだけ食べるかではなくどれだけ楽しい食卓かにこだわる

人間は「楽しい」という気分のときはつい浮かれ、苦手なこともできてしまうことがあります。食事は楽しいことが一番栄養にもなるため、食べさせることより食卓を笑顔で囲むことを優先するようにしましょう。

家族がニコニコと楽しく食卓を囲んでいたから、雰囲気に流されて嫌いな食べ物を口に入れていた、というケースは多々あります。

 

子どもの偏食はしつけや説得では解決できない

子どもの偏食は、食べ物が無駄になることや栄養バランスが崩れる心配があることから、解消しようと親は頑張ってしまいがちです。しかし、しつけや説得では解決できるものではなく、偏食が強く出る時期もあること、成長の過程で味覚が変化することなどの理由から、心が負担に感じるまで努力をする必要はありません。

記事で紹介したような対処法を試してみて、それでも無理であった場合は、一度諦めることも必要です。親も子もストレスなく食事が楽しめるよう、ゆったりした気持ちで乗り越えていきましょう。

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