【クレンズダイエット】食事をコントロールしてデトックス? クレンズダイエットやその方法を解説 - NEIGHBORFIT | 運動で心と身体を整える

【クレンズダイエット】食事をコントロールしてデトックス? クレンズダイエットやその方法を解説

フィットネス

【クレンズダイエット】食事をコントロールしてデトックス? クレンズダイエットやその方法を解説

わたし達人間の体は、食べたものによって構成されています。

当然、食事は健康美容に大きな影響を持つのですが、現代日本において食事に困ることはあまりないため、ついつい気にせずに好きなものを食べてしまいがちですよね。

体内の老廃物を排出して内臓の負担をなくし、体が持つ本来の機能を取り戻すことによって健康や美容によい効果を与えようとする方法はいくつかあります。

そこでこの記事では、日本でもよく話題になる「デトックス」や「クレンズ」といったダイエット方法について、どのような内容で、代表的な方法には何があるのか、それぞれの具体的なやり方や念頭に置いておくべきことなどについて解説します。

健康を損なわないために、まずは情報を得て整理してから取り組むようにしてくださいね。

 

デトックスやクレンズのダイエットとは?

デトックスやクレンズのダイエットとは?

まずは言葉の意味から確認していきましょう。

デトックスとクレンズの意味
  • デトックス:排出・排除
  • クレンズ:浄化・洗浄

 

両者は似ている意味で使われることが多いのですが、主な違いは全体的な意図にあります。

【デトックスダイエット】

体内に蓄積した毒素を排除することに重点を置きます。

毒素を排除することによって結果的に体重が減るため、デトックスダイエットと呼ばれています。

取り組むためには、絶食やハーブサプリメント、下剤、浣腸、厳格な食事療法などが必要です。

▼オートファジーダイエットについて以下の記事で詳しく解説しています。

オートファジーダイエットとは? ファスティングとの違いや実践方法や注意点を解説!

【クレンズダイエット】

不健康な食べ物やアレルギーの原因となる食品を排除し、代わりに栄養価の高い自然食品に置き換えることに重点を置きます。

食品の置き換えによってデトックスと同じく体重が減るため、クレンズダイエットと呼ばれています。

▼健康的な栄養管理についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

ダイエット中でも必須の栄養素とは? 栄養管理で健康的に痩せよう!

 

デトックスダイエットで代表的なファスティングや糖質制限

デトックスダイエットで代表的なファスティングや糖質制限

デトックスダイエットの代表的な方法は、ファスティング糖質制限です。

ファスティングは一定期間、固形物を摂取しない方法で、糖質制限は一定期間、糖質(炭水化物)を制限する方法です。

どちらも消化器官を休めて体内の老廃物の排出を促す効果が期待できますが、エネルギー不足になるため、体にとってデメリットもあります。

体が危険な状態にならないためには、正しい方法で取り組まなければなりません。

ちなみに、ファスティングダイエットに似た方法では「オートファジーダイエット」が、糖質制限ダイエットに似た方法では「ケトジェニックダイエット」があります。

▼以下の記事でそれぞれのダイエット方法について解説しています。

ファスティングのやり方や流れを解説! 適切なやり方で美と健康を手に入れよう

 

クレンズダイエットで代表的なジュースクレンズ

クレンズダイエットで代表的なジュースクレンズ

ジュースクレンズとは、1日に摂取する食事を特別なジュースに置き換えるダイエット方法です。

胃腸を始めとする複数の内臓の負担を抑えられるため、一定期間体内を「クレンジング」でき、老廃物を体外へ排出しやすくします。

 

ジュースクレンズで期待できる効果

以下は、ジュースクレンズで期待できる効果・メリットです。

ジュースクレンズで期待できる効果とメリット

いずれも胃腸を休め、内臓がしっかり働けるようになることで得られる効果です。本来なら食事の消化に使われる酵素やエネルギーが、体内のデトックスや再生に利用されると言われています。

ジュースクレンズの正しいやり方

ジュースクレンズは、通常の食事をジュースに置き換えるだけといった単純なことではなく、準備期間や準備食、回復期間と回復食などをきちんと用意しなければなりません。

ここでは1日クレンズをすると仮定して、合計3日間の計画内容を紹介しましょう。

 

【準備期間:1日目】

クレンズに向け、徐々に体を慣らしていく準備期間です。

食べ物はスープやサラダなど、野菜中心の食事、もしくは和食にしましょう。その際、肉や魚、卵、チーズ、加工食品は避けてください。

腹八分目で食事を終え、食事中はよく噛んでゆっくりと食べるようにします。カフェインやアルコール、炭酸飲料を摂取しないようにし、就寝4時間前には食事を終えてください。

 

【クレンズ期間:2日目】

クレンズの本番です。

朝起きたらまずコップ一杯のお水か白湯を飲みましょう。

食事の代わりに、スロージューサーで作られたコールドプレスジュースを飲みます。ジュースは専門店で作られたものを利用するのが簡単です。

一気飲みではなく、1本のジュースを3〜4回に分けて飲むようにしてください。

その他、1日にノンカフェインのお茶や水を、常温で2リットル程度飲むようにします。

好転反応として、頭痛や発熱、イライラ、眩暈、眠気などが起こる場合があります。これまで体にため込んでいた老廃物などを取り除き、活発に排泄し始めるための体のサインのようなものですので、心配ありません。カフェインや白砂糖、塩分からの離脱症状と考えてください。通常は48時間を超えると治まります。

 

【回復期間:3日目】

朝起きたらコップ一杯のお水か白湯を飲みましょう。クレンズ後の体は敏感で吸収力が通常の倍以上と言われるため、胃に負担がない食事を摂ることが大切です。

おすすめは、大根の出汁煮や味噌をつけたキュウリ、リンゴ、梅干しなど。白米や揚げ物、加工食品などは食べないようにしましょう。

適度な速さで食べ、よく噛むようにしてください。10分から1時間程度で便意を催すため、すぐにトイレに行ける環境が望ましいですよ。

 

通常クレンズダイエットの後は体重がゆるやかに戻る

クレンズダイエットをすると、その間は食品の摂取量を絞るため、体重は一時的に減ります。しかし通常、クレンズダイエット後には徐々に体重は戻ってきます。

それではダイエットの意味がないのではと思う方もいるのですが、クレンズの目的はあくまでも「浄化」です。宿便がでたり体のむくみが取れるなど、目に見える効果も多いため、普段の食生活の見直しや意識の改善のために取り組むと考えてみてください。

自分に合うかどうかをみるために、まずは短期間で試してみることがおすすめです。

 

デトックスやクレンズに医学的根拠はほぼなし:基本は毎日の食事で

デトックスやクレンズに医学的根拠はほぼなし:基本は毎日の食事で

残念ながら、多くのデトックスダイエットやクレンズダイエットが話す「毒素」とは、具体的に何を指すのかが不明であり、「健康的に痩せる」という医学的根拠は、実際にはほぼありません。

医学的には肝臓や腎臓が体内の老廃物を排出する役割を持ち、普通に食事をしていても十分に解毒できると言われています。

そのため、健康な臓器を持つ方に特別なデトックスが必要かどうかは、大きな疑問と言わざるを得ません。

また、これまでの研究では、特定の食品やサプリメントが「毒素を排出する」効果があるという証拠もでていません。

多くの実験ではランダム化比較試験が不足していたり、そもそも研究が小規模であったり、動物実験のみの結果であったりしています。

そのため、デトックスやクレンズダイエットについて、美容や健康によいと強く信じ込むことは控える方がよいでしょう。

ただし、先進国においては食べ過ぎな傾向があることは、よく知られていますよね。そのため短期間、エネルギー摂取を制限したりコントロールしたりすることで、体内をリセットすることは効果的です。

短期間の体重減少や一時的な健康改善を報告する事例はありますが、長期的な健康リスクや効果の持続性については疑問が残ることを念頭に置いたうえで、デトックスやクレンズダイエットに取り組むようにしましょう。

基本的には、毎日の食事内容に気を付けることが大切です。そして、月に1度程度の割合でデトックスやクレンズを導入するのがよいと言われています。

 

デトックス&クレンズは食生活の見直し目的で行うことがおすすめ

固形物を一定期間食べないデトックスダイエットや、通常の食事を栄養価の高い1杯のジュースに置き換えるクレンズダイエットは、食生活の見直し目的で行うと効果的です。

一時的に体重が減少しますが、食事を通常に戻すと体重も元に戻ります。しかし、胃腸を休め、体内の内臓の働きをリセットできるということではメリットがあると言えるでしょう。

しかしながら、正しい方法で行わないと健康を損なう可能性もあります。取り組む際には準備期間や回復期間も忘れないようにしてください。


▼こちらの記事も読まれています

【ダイエット】停滞期の原因は4つ! 開始と終了の時期や4つの脱出方法を解説

必須アミノ酸は筋トレやダイエットを成功させる鍵! BCAAの役割を解説

チートデイ活用で効果的にダイエット! 具体的なタイミング・やり方・注意点とは

瘦せながら筋肉は付けられる? 成功するための4つのポイント

BACK to LIST