ヨガは、心と体を整える効果的な運動として女性の人気が高く、これからヨガを始めてみようかなと思う方も多いかもしれません。
しかし、ヨガを始めようと思っても『スタジオでレッスンを受けるべきか』『動画を見て独学で学ぶべきか』迷ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ヨガを始めようか迷っている方に向けて、レッスンと独学、オンラインのメリット・デメリットを比較し、自分に合った方法を選ぶためのヒントをお伝えします。
また、ヨガでよくある質問を掲載し、ヨガへの理解を深めるための情報もご紹介します。
ヨガを始めるタイミング
ヨガは、心と体のバランスを整える効果的な運動です。
ヨガを始めるタイミングはいつがいいのか気になる方もいるのではないでしょうか。ヨガを始めるタイミングやきっかけは様々ですが、
- ボディラインが気になった時
- 美容や健康が気になった時
- 運動習慣を身に着けたい時
このように意識された方がヨガを始めたタイミングそれぞれ詳しく解説します。
ボディラインが気になった時
ヨガは、全身の筋肉を使ってポーズをとる全身運動のため、体の引き締め効果が期待できます。
特に、普段の生活では使わない筋肉を刺激することができ、ボディラインの改善が見込め、例えばお腹周りを引き締めたい場合は『橋のポーズ』、脚を細くしたいなら、『木のポーズ』などがおすすめです。
また、ヨガはポーズをとりながら、腹式呼吸や胸式呼吸など様々な呼吸法を取り入れながら深く呼吸し、横隔膜や外肋間筋という肋骨の周辺にある筋肉を動かすことで脂肪燃焼を促す効果も期待できます。
ヨガのポーズは初心者向けから上級者向けのポーズまで様々ありますので、ご自身のレベルに合ったポーズやレッスンを選ぶことで、より効果的にボディラインを整えることができます。
美容や健康が気になった時
ヨガの特徴はポーズをとりながら呼吸を深くすることですが、この深くおこなう呼吸によって血管の収縮が活発になり体内の血流が改善され、肌のターンオーバーを促進します。
また、呼吸を深くすることは深呼吸となり、自律神経を整え、副交感神経優位になるため精神的な安定感も得られ、美容と健康の両面からの効果が期待できます。
美容や健康を意識される方は、ヨガを習慣化することで、心身ともに健康的な生活を送りやすくなるでしょう。
参考サイト:深呼吸について
運動習慣を身につけたい時
ヨガは筋トレやダンスなどとは異なり、ゆったりと時間をかけてポーズを重視しながらおこわれます。
そのため、負荷は低く体への負担も少ないため、運動習慣や経験がない初心者の方でも無理なく続けることができます。
またヨガは、先述したように呼吸法を用いて取り組みます。ポーズを取る際も、呼吸に集中し深く吸い深く吐きます。これは継続してウォーキングやジョギングなどと同様に有酸素運動です。ジョギングなどの有酸素運動が苦手な方は、ヨガから始めてみるのもおすすめです。
ヨガを始めたいけど迷っている方の悩みとは
ヨガに興味がある一方で、何かと迷いや不安が生じてしまう方も少なくありません。
例として、以下の悩みを抱えている方も多いようです。
- カラダが硬いからちゃんとヨガができるか不安
- 妊娠中はヨガができるのか
- 肩こりや腰痛解消にヨガは効果があるのか
- ヨガ初心者におすすめなヨガの流派とは
これらの疑問や不安について、ヨガの世界へ一歩踏み出すためのヒントをお伝えいたします。
カラダが硬いからちゃんとヨガができるか不安
ヨガを始めたいけれど、体が硬くて不安だという人も多いのではないでしょうか。
確かに、ヨガにはさまざまなポーズがあり、中には体が硬いとなかなかできないものもあります。しかし、体が硬いからといって、ヨガを始めるべきではないということは決してありません。むしろ、体が硬くて悩んでいる方ほどヨガによる効果を実感しやすいのです。
ヨガは体を伸ばしながら筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を高めることができます。体が硬い人は、普段から筋肉が緊張していたり、同じ姿勢で過ごしていることが多いものです。体が硬いと怪我のリスクを高め、咄嗟の動きができないなど運動機能に支障をきたしますので、怪我防止も含めて体が硬い人にこそヨガは非常におすすめです。
妊娠中はヨガができるのか
妊娠中は、体調の変化が激しく、運動をすることに不安を感じる方も少なくありません。しかし、妊娠中の方でも安全に行うことができるマタニティヨガがあります。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化やお腹が大きくなることで、体質や体型が変化します。マタニティヨガはこれらの体質や体型に対応したポーズを取り入れ、妊娠中の方へ負担をかけずに取り組むことができます。
マタニティヨガの具体的な効果としては、以下が挙げられます。
- 腰痛や肩こりの緩和
- 便秘やむくみの改善
- 産後の体型回復
- 出産時の痛みの軽減
- 精神的な安定
ただし、妊娠中は、妊娠初期や後期は、胎児への影響が懸念されるため、ヨガを控えたほうがよいとされています。一般的には、妊娠中期(安定期)からヨガを始めるのがおすすめです。
ヨガを始める際は、以下の点に注意しましょう。
- 医師に相談して、許可を得る
- 自分の体調や体力に合ったポーズから始める
- 無理をしない
- 食後や入浴直後は避ける
妊娠中にヨガを行う場合は、正しい知識を身につけてから安心して楽しみましょう。
肩こりや腰痛解消にヨガは効果があるのか
肩こりは、肩甲骨周りの筋肉の緊張が原因で起こり、腰痛は、腰の筋肉や関節のトラブルが原因で起こります。
ヨガは、体を伸ばすことで、筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を高めることができます。また、呼吸法や瞑想をすることで、心身のバランスを整え、ストレスを解消する効果も期待できる点から、肩こりや腰痛の解消にヨガは効果的と言われています。
具体的には、以下のポーズが肩こりや腰痛の解消に効果的です。
肩こり:猫のポーズ、ねこの背中のポーズ、肩甲骨回し
腰痛:うつ伏せの猫のポーズ、仰向けの猫のポーズ、ねじりポーズ
ヨガを始める際には、以下の点に注意しましょう。
- 自分の体調や体力に合ったポーズから始める
- 無理をしない
- 食後や入浴直後は避ける
ヨガは、肩こりや腰痛の解消だけでなく、心身の健康を維持するのにも役立つ優れた運動です。
ぜひ、自分に合ったヨガを見つけて、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ヨガ初心者におすすめなヨガの流派とは
ヨガは、さまざまな流派があり、それぞれに特徴があります。
ヨガ初心者の場合は、自分の体力や目的に合わせて、自分に合った流派を選ぶことが大切です。
中でもヨガ初心者におすすめの流派は、以下の2つです。
- ハタヨガ
- リストラティブヨガ
ハタヨガ
ハタヨガは、ヨガの基本的な流派です。
体を伸ばすポーズと呼吸法の組み合わせで、心身のバランスを整える効果が期待できます。
ヨガ初心者でも無理なく始められるポーズなので、安心して取り入れられます。
リストラティブヨガ
リストラティブヨガは、サポートを活用して、体をゆっくりと伸ばすヨガです。
リラックス効果が高く、心身の疲れを癒したい人におすすめです。
体の硬さや運動経験は問わないので、ヨガ初心者でも気軽に参加できます。
ヨガを始めるには
ヨガを始めるには、大きく分けて3つの方法があります。
- ヨガ教室を利用する
- オンラインヨガを利用する
- 動画を利用する
それぞれメリットとデメリットを添えて詳しく解説します。
ヨガ教室を利用する
ヨガ教室では、プロの指導のもと、正しいポーズを学ぶことができます。
また、他の参加者との交流も楽しみながらヨガを続けられます。
メリット
- 正しいポーズを学べる
- 他の参加者との交流ができる
- モチベーションを保ちやすい
デメリット
- 通いやすい場所に教室がない場合がある
- 費用がかかる
オンラインヨガを利用する
オンラインヨガは、自宅で好きな時間に取り組むことができ、時間や場所に縛られずに続けられます。
また、さまざまな流派や講師のレッスンから選べるので、自分に合ったレッスンを見つけやすいのも特徴です。
メリット
- 自宅で好きな時間にできる
- さまざまな流派や講師のレッスンから選べる
- 費用が安い
デメリット
- 一人で練習するので、モチベーションを保つのが難しい
- 画面の見やすさや音質が悪い場合がある
動画を利用する
動画は、初心者向けの動画が多数公開されているので、自分のペースで学べます。
また、繰り返し見ることで、ポーズのコツをつかみやすくなるのも利点です。
メリット
- 自分のペースで学べる
- 繰り返し見ることで、ポーズのコツをつかみやすい
- 費用が安い
デメリット
- 一人で練習するので、モチベーションを保つのが難しい
- 動きがわかりにくかったり、解説が不足していたりする動画がある
まとめ
ヨガを始めようか迷っている方へ、ヨガのよくある不安や疑問点と、それらを解決するためのヒントをお伝えしました。
ヨガは心身のバランスを整える素晴らしい方法で、健康的に生活を送る手助けにもなり、誰でもいつでも始められますのでヨガはおすすめな運動です。
ぜひ、自分に合ったヨガを見つけて、実践してみましょう!
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