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ヴィンヤサヨガとは、動きがスムーズで自由度の高いヨガのこと。
運動量が多いため、汗をかきながら動ける瞑想として高い人気を持っています。
ヨガを始めるにあたって、どのヨガにしようか悩む方も多いですよね。
この記事では「現代のヨガ」として知られるヴィンヤサヨガについて、ハタヨガとの違いや得られる効果、ヴィンヤサヨガに向いている方や代表的なポーズまでを紹介します。
デトックス効果が高いヴィンヤサヨガで、すっきりとした体、安定した心、しなやかな筋肉を手に入れましょう。
目次
ヴィンヤサヨガとは?
ヴィンヤサヨガは流れるようにポーズを行う、シークエンス(流れ)にフォーカスしたヨガで、ヴィンヤサフローとも呼ばれています。
ヴィンヤサとは、サンスクリット語では「配置する」の意味を「ンヤサ」、そして「特別な方法」の接続語「ヴィ」が組み合わさった造語です。
ヴィンヤサの言葉の意味は「呼吸、そして動きを伴った特別なアーサナ(ポーズ)によるシークエンス(流れ)」です。
運動量が最も多いと言われる「アシュタンガヨガ」から派生しました。
ビギナーには難しいアシュタンガヨガをよりカジュアルにして、楽しむことを目的に作られたヨガです。
特徴は、シークエンスに決まりがなく、ポーズを止めることなく流動的に進めることです。
呼吸とシークエンスを重要視しているのはどのヨガでも同じですが、ポーズ毎に定位置に戻ることはありません。
繋ぎ目がなく、連続してポーズをとるため、ヨガの中でもかなり運動量があります。
ヴィンヤサヨガにも複数の種類があり、内容は指導者や流派によって異なりますが、いずれも必ず太陽礼拝を行います。
▼太陽礼拝について詳しく解説している記事はこちらです。
ハタヨガとの違い
ハタヨガはさまざまなヨガの流派の基本形と言われています。
ひとつのポーズをゆっくりと行いながら呼吸に意識を向けるスタイルです。
ポーズを数呼吸分キープし続けることから、ポーズに慣れていない初心者には取り組みやすいという特徴があります。
また、ポーズをしながらじっとすることは、集中力を向上させる練習にもなりますよ。
ヴィンヤサヨガは流れを止めずに次々とポーズを行い、若干テンポもあるため、よりアクティブに動いてエネルギーを使います。
ヴィンヤサヨガと似ている「フローヨガ」と「パワーヨガ」
フローヨガ、パワーヨガは内容や特徴がヴィンヤサヨガとほぼ同じですが、できた時期と代表的な指導者がいるかどうかが異なります。
世界的にも有名な流派であるヴィンヤサヨガに比べ、フローヨガやパワーヨガは、どちらかと言えば近年に作られたスタイルです。
ヴィンヤサヨガで期待できる効果
エクササイズ感覚でできると人気のヴィンヤサヨガで期待できる効果は、以下のようなものがあります。
- 呼吸を意識するため肺活量が鍛えられる
- 常に動いているため集中しやすい
- 動き以外考えなくなり、雑念がなくなることで心を安定させる
- 全身運動で全身がむらなく鍛えられるうえに、インナーマッスルも鍛えられる
- 運動量が多く心拍数を上げ、大量の汗をかくことで新陳代謝やデトックスできる
基本的には休むことなくポーズをとり続けるため、他のヨガに比べて汗を大量にかきます。
循環器の活性化や老廃物の排出促進が期待できるなど、体をすっきりさせたいと望む方にはぴったりです。
ヴィンヤサヨガをおすすめする人・向かない人
ヨガの教室を探すときには、目的に応じた流派であるかを知ることが大切です。
そのためここで、ヴィンヤサヨガをおすすめする人や、向かないと考えられる人を紹介しましょう。
ヴィンヤサヨガをおすすめする人
- ヨガ初心者の方
- 基本ポーズを一通り覚えたい方
- 運動して汗をかきたい方
- 柔軟性や筋力を同時にしっかりつけたい方
- リラックス系ヨガでは物足りなさを感じる方
ひとつずつのポーズをしっかりと丁寧に行うハタヨガに比べ、ポーズを覚えることは難しく感じるかもしれませんが、何度も同じポーズを繰り返すことで感覚はつかみやすいでしょう。
また、ほとんどのクラスでは初級からスタートします。
スタジオによっては音楽をかけてリズムに乗って動くため、ダンスやバレエ経験者からも人気があります。
ヴィンヤサヨガに向かない人
- それぞれのヨガのポーズをじっくりやりたい方
- リラックス効果を重視する方
- 体に不調がある方
ヴィンヤサヨガは流れるように動き、休むことがありません。
そのため、各ポーズとじっくり向き合いたいという方、汗をかくよりリラックスしたいという方は物足りなさを感じるかもしれません。
また、方向転換やバランスの移動も多いため、体に不調がある方は痛みを悪化させる恐れがあります。
思わぬケガをする可能性もあるため、持病を持っている方や肩・腰・首などを痛めている方は、担当医やインストラクターに相談して行うようにしてください。
ヴィンヤサヨガの代表的なポーズ3例
太陽礼拝で行うポーズ以外の、ヴィンヤサヨガの代表的ポーズを3つ紹介します。
- サイドアングルポーズ(ウッティタ・パール・シュヴァコナーサナ)
- コブラのポーズ(ブジャンガーサナ)
- 戦士のポーズⅡ(ヴィーラバッドナーサナⅡ)
サイドアングルポーズ(ウッティタ・パール・シュヴァコナーサナ)
サイドアングルポーズは引き締め効果が高く、ダイエット中の方には特におすすめです。
他にも姿勢改善や血流促進、リフレッシュ効果などが期待できます。
サイドアングルポーズのやり方
- ヨガマットの上に両足を大きく開いて立つ。
- 右足のつま先は真横、左足のつま先は正面へ向ける。
- 右足のかかとの真上にくるように右膝を曲げ、息を吸いながら左手を頭上へ伸ばす。
- 目線は天井に向けながら、数呼吸の間そのままで体側を伸ばす。
- 1の姿勢に戻り、左右を反対にして同様に行う。
ポーズ中に目線が下へ落ちると上半身が前傾するため、目線はしっかり天井へ向けましょう。
コブラのポーズ(ブジャンガーサナ)
コブラのポーズは背中や肩、背骨に刺激を送るポーズです。姿勢改善や背中のストレッチに効果的で、肩こり解消などが期待できます。
コブラのポーズのやり方
- ヨガマットの上にうつ伏せになり、両足を腰幅に開いて、すね・かかと・足の甲・足の指を真っ直ぐに伸ばす。
- 額をマットにつけ、両手は胸の横につく。
- 息を吸いながら肩と肘を後ろへ引く。
- 息を吐きながら手のひらで床を押し、上体を持ち上げて首の後ろを伸ばす。
胸を持ち上げるとき、肘は伸ばし切りません。
目線は自分の鼻先へ向けましょう。
戦士のポーズⅡ(ヴィーラバッドナーサナⅡ)
戦士のポーズは1〜3がありますが、2は全身の強化、体幹強化、股関節の柔軟性アップなどの効果が期待できます。
戦士のポーズⅡのやり方
- ヨガマットの上で立ち、片足を大きく後ろへ開く。
- 前の足はつま先が前、後ろの足はつま先が正面を向く。
- 息を吐きながら前の足の膝が90度になるように曲げ、両手を肩と同じ高さで左右に伸ばす。
- 前へ伸ばした手の先に視線を向ける。
膝を曲げる際に、膝がつま先より前へ出ないようにしましょう。
腰が反りやすくなるポーズですので、なるべく体が真っ直ぐになるように意識します。
ヴィンヤサヨガでデトックス! 豊富なメリットを得よう
ヴィンヤサヨガは、ポーズを止めることなく流れるように続けるヨガのひとつです。
運動量が多いため発汗量が多く、呼吸とポーズが一体化したときになんとも言えない心地よさを感じると、世界中で人気です。
運動不足の解消やストレス発散、筋力と持久力の強化など、メリットはたくさんあります。ぜひ一度、チャレンジしてみてくださいね。
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